斉藤芳朗会長がついた嘘についての解説

本サイトの「まとめ」で、記載しています通り、
2016年8月23日。
当時の福岡県弁護士会会長であった斉藤芳朗弁護士は、弁護士会の権力を使ってマスコミを集め、
「田畠光一弁護士が、お客さんのお金を私的に流用した。と調査の結果判明した。」と説明した上で、弁護士会として申し訳ない。と大勢の記者の前で頭を下げてみせるというパフォーマンスを行います。

この時に、斉藤会長がマスコミに配った資料がコチラ。(PDF
(このあとの解説をお読みになる前に、コチラの斉藤マスコミ資料をご覧になられておくと話がわかりやすいです)

それと、この記者会見を受けてNHKが放送した際の動画の画像がコチラになります。

こんな資料や態度を見せられたなら、斉藤会長は、どこからどう見ても組織内部の不正を自ら取り除いた立派な会長さんです。

ちなみに、この時に斉藤会長がマスコミの方向けに配布した資料に沿って斉藤会長の発表内容をまとめますと、

  1. 田畠が代表を務める弁護士法人北斗という会社の通帳や元帳をみると約1530万円の用途が書かれていない出金がある。
  2. 田畠への預り金についてクレームを入れてきている人が(1)依頼者(2)某サービサー(3)破産管財人。と、多数いる。
  3. 田畠に詳しい調査を迫ったが、病気を理由に逃げ、証拠隠しをした。
  4. まず会で田畠を罰することを決定し、常議員会の決議も得ている。
  5. 田畠は預り金など受け取っていない。と言っているが、報酬として受け取ったという契約書がないし、元帳を見る限り信じられない。

だから、田畠は間違いなくお客様である依頼者のお金を横領している。と説明しています。

いやぁほんと、全く関係のないことをよくもまぁ、こんなにも関係あるように書けるものだと感心します。
斉藤芳朗弁護士の無いものを有るように見せる扇動力は本物です。
自分に後ろ暗いことがあるけど、なんとか相手に勝ちたい訴訟や交渉などが必要な方は、斉藤弁護士にお願いするといいかも知れません。

さて、気を取り直して、この斉藤会長の完璧に見える発表内容の、なにがどう嘘なのかを解説したいと思いますが、
まずは、このお話は「預り金」の「横領」のお話ですので、みなさんに誤解がないように、予備知識として「預り金」について先にご説明します。

皆さんのよく知る、預り金とは銀行預金になるのではないでしょうか?
ですが、ここでいう預り金はそれとは全く違います。

実は、弁護士にとって、「預り金」とは2つの意味があります。
1つ目が、
誰かが誰かに支払いをする時に、支払いをする約束をした人から支払金を一旦受け取って、お金を受け取る約束をした人にお金を渡す。というようなお仕事をしないといけない時があるのですが、その時に一旦受け取って、渡すお金を「預り金」といいます。
例えば、傷害の被害者の弁護をしている時に、暴行をした人から和解金を受け取る流れになったとして、被害者と加害者を直接会わせたり、被害者の銀行口座の番号を加害者に教えることなく、金銭の受け渡しを行うために、弁護士が間に入る時に「預り金」が発生します。
ですが、今回、これは関係ありません。

2つ目が、
一般的な委託契約がなされるときにも、たまにあることですが、
「使わなかった分は戻す。」という約束のもと、依頼を受けた弁護士が定められた目的のため業務をこなすための実費を事前に依頼者から託されていたお金のことを預り金。といいます。
ですから、「預り金があった」という状況は、依頼した者と依頼を受けた者の間に、預り金についての約束がないと成立しません。
今回、田畠が横領した。と冤罪を掛けられた預り金は、このタイプになります。

では、
①田畠が代表を務める弁護士法人北斗という会社の通帳と元帳をみると約1530万円の用途が書かれていない出金がある。
について、何が嘘なのかご説明します。
まず、この約1530万円というお金ですが、いきなり出てきます。
これは、口座に入金されていた金額約1880万円が通帳で確認できて、報酬として別口座に移したと元帳に書いてあったのが350万円ぐらいだから、残りの1530万円は使途不明金となる。と計算した。と書いています。

まず、斉藤会長に提出した元帳に何の出金か書いていなかったのは、この情報は、簡単に外部の人間に見せられるものではないからです。
この出金は当然、弁護士法人北斗という会社の運営に使われたものです。そして、その元帳には「誰に対して何の目的でいくら支払った」と記載されます。
しかし、ご覧の通り、元帳には、現役で運営している会社の協力者や依頼人のプライバシーも含まれるので、法的根拠のある正式な調査でなければ他者に公開することなどできません。
何の出金か知りたければ、斉藤会長自身が正規の調査の手順を踏んで頂く必要があります。
ところが、斉藤会長は「斉藤芳朗会長が、弁護士法人北斗を調査した内容」でも記載したように、正規の手順を踏まず、自分勝手にゴリ押し調査をしただけですので、この元帳の情報を取ることができなかっただけなのです。
ですから、斉藤会長自身がやるべきことをしていないくせに、さも正当性があるようにみせかけた数字を記載することで、読んだ人が心理的に信じ込みやすい状況を作ったのです。

大体において、こんなものは預り金の金額が存在し、しかも使途不明金があった。などという証明になりません。関係のない話なのです。

そもそも、この理屈を成り立たせるためには、弁護士法人北斗の口座に、依頼者から入金された1880万円が、預り金であったことが証明できなければなりません。

つまり、通帳の履歴がどうとか、元帳の記載がどうとか言う前に、依頼者のところに行って、
「田畠にお金を預けていましたか?」
「預けていたとしたら、それは何に使うことを前提としたものですか?」
と尋ね、預り金の有無と、預けたお金の使用目的を確認しなければ始まらない話なんです。
これは当事者の意思によって契約がなされるという民法91条等にも定められている契約の大原則です。このケースで預り金の有無を証明するにはこの方法しかないのです。
しかし、このようなことは一切記述がありません。

つまり、もっともらしく人を騙す文章が書かれていますが、実は何の関係もない、斉藤会長の勝手な決めつけが語られているだけです。

次に、
②田畠への預り金についてクレームを入れてきている人が(1)依頼者(2)某サービサー(3)破産管財人。と、多数いる。
と嘘をついていることについて、ご説明しますね。

まず、斉藤会長が構成した資料を読めば、「クレームを言ってきている人。」=田畠が横領を行ったせいで被害にあった人。と思う人が多いのではないかと思います。
ところが、これがぜんぜん違うのです。

何が違うのか、きちんと事実を述べます。
まず(1)の依頼者ですが、この人のクレームは、確かに間違いなく田畠に対するクレームでした。
しかし、横領とは何の関係も無いものなのです。

2016年4月8日。田畠は福岡県弁護士会から、連絡を受けます。
田畠に仕事を依頼していた依頼者の方が、「頼んだ仕事が進まない」と、弁護士会にクレームを入れてきた。というものでした。
当時、弁護士会の担当者からは、早く対応してください。と、田畠は電話で指導を受けています。

確かに、田畠はこの時期、時折、髄液が漏れるという病気と向き合いながら仕事をしていたため、いくつかの仕事で、依頼者とのコミュニケーションが上手く取れていませんでした。

この病気は、背骨に沿ったどこかから髄液が漏れることで、めまいや頭痛などが起こる病気で、症状が現れたり、消えたりを繰り返して治癒していく病気です。
症状が表れていない小康状態のときは、何の問題もなく元気に仕事ができるのですが、ふいに症状があらわれると、それらの症状が治まるそれまでの間は、自宅で安静療養するしか手段がないというものでした。
また、発症すると3~4日寝ていないといけないため、急に依頼者とお会いする約束を変更しなければならなくなる時があり、そこで電話連絡がすれ違うなどのケースが起こってしまった依頼者からは、当然ですが信用を失うことになってしまいました。

しかし、依頼者が困っている状態である。ということでしたので、田畠は、了解しました。しっかり対応しますと、クレームが有ったことを伝えてくれた弁護士会の担当者に答え、再度気持ちを入れ替えて、依頼者に向き合うことにしました。

田畠は、すぐに依頼者の方に連絡を取り、お詫びを申し上げたのですが、依頼者からは「遅い!」と激しくお叱りを受けました。
そこで田畠は、すぐに仕事を建て直して書類をまとめますので、少し時間をください。と、お願いしました。
その際には、依頼者の方は了承してくださったのですが、本当には納得されていらっしゃらなかったようで、その後すぐに、その依頼者から弁護士会に紛議調停申立がなされました。

そして、弁護士会の紛議調停委員会から弁明を求められた田畠は、闘病しながら仕事をしていた状態だったので、連絡のすれ違いが続けて起こってしまった案件であることを説明し、この件に関しては依頼者の怒りはもっともであるから、依頼された際に受け取っていた報酬を返済し、これまでに行っていた仕事の成果を無償で依頼者に納め、代理人を降りることを条件で、和解したいと申し出ます。
そして、弁護士会に仲介に入ってもらい、
2016年7月7日に、この依頼者の方と正式に和解をしました。(この内容が示された和解書もあります。)

このクレームは、田畠が仕事に遅れてしまい、それに納得のいかなかった依頼者が田畠に腹を立てたというものです。
田畠としても、とても反省しておりますが、斉藤会長が田畠に嫌疑をかけた、預かり金の私的流用(横領)とはまったく関係のないものです。

また、斉藤会長は、マスコミ向けの資料において、この依頼者さんとの件で、田畠が横領していると気がついたと述べていますが、そんなことは、ありえません。
その証拠に、この時点で、私は、斉藤会長から、何の調査も受けていませんでしたし、斎藤会長が怪しいと目をつけたという書類についても、この時点では提出していませんし押収もされていません。

斉藤芳朗会長が、弁護士法人北斗を調査した内容」でご説明したとおり、
2016年7月13日に、
田畠が斉藤会長に呼び出され、依頼者を裏切るように命令され、それを断り、その後、斉藤会長に強制調査を受けるまで、何一つ詳細な情報を渡していないのです。

このクレームで、斉藤会長にわかったことがあるとするなら、私が病気と闘いながら仕事をしていて、その仕事が遅れて、依頼者に怒られ、弁護士会の仲介で和解をした。という事象だけで、その中身を分析できるようなことは何一つ情報として持っていませんでした。

斉藤会長はマスコミ説明文で、資料を分析し不審な点を見つけた。などといっておりますが、そのようなことは時系列的に不可能です。

次に、(2)の某サービサーですが、この人達はわかりやすく言うと借金取りです。
この人たちも、私が依頼者のお金を横領をしている。というクレームは出していません。
この人達が弁護士会に出したクレームは、田畠から依頼者が破産するって聞いたから借金の取り立てを控えていたのに、いつまで待たせるんだ。というクレームです。
そもそもこの人たちは、田畠が依頼者のために、借金の返済を一定期間待ってもらうようお願いしたり、一回あたりの返済額を減らしてもらったりするために交渉をしている相手なのです。
確かに、田畠は弁護士として依頼者のために法の許す範囲で、できるだけ借金の返済を待ってもらおう、少なくしてもらおう。と努力していましたので、こういった方の憤懣はある意味当然です。クレームを付けたくなるもの分かります。

しかし、これも田畠が依頼者のお金を横領していたという斉藤会長の主張とは関係のないものです。
斉藤会長は、この利害関係を説明することなく、クレームを出される田畠が悪いやつだ。と印象づけているだけです。
つまり、これも関係のないことをさも関係あるように見せかけているだけなのです。

そして、(3)破産管財人からも、財産が散逸している。との情報提供があった。
と、斉藤会長はマスコミ向けの説明書に書いているのですが、これも田畠が横領をしていたことには繋がりません。
確かに、「財産が散逸」というショッキングな印象を与える言葉が使われています。しかし、これも田畠が横領したというクレームではありません。

そもそも、破産管財人とは、
破産申請といって、借金を背負った会社がその借金に耐えきれず、国(裁判所)に、「私の残りの財産を全部差し出すから、借金取りが来ないようにして欲しい。」と願い出ることができる仕組みがあるのですが、この「残りの財産」を破産申請をした人から回収し、この人にお金を貸していた人に対して公正に分配する公務を担った人のことです。

これだけなら、きれいなお話なのでしょうが、この仕組は一般的に考えて、借金を強制的に帳消しにしよう。なんていう乱暴な対処療法的な法律ですから、現場では、そうはきれいに行かないのが世の中です。

この破産管財人というお仕事も例外ではありません。

この破産管財人のお仕事は、常時就いているものではありません。
破産申請が裁判所にされた時に、裁判所がこの件を処理するには管財人が必要だ。と判断したときだけ、発生する仕事です。
そして、この仕事に就くことができると、まず少なくとも20万円ぐらいの報酬がもらえます。
更に、これに加えて、破産申請をした人や会社が保有している「残りの財産」を回収することができた場合は、回収できた金額に応じた成功報酬が支払われるのです。
つまり、残りの財産が多ければ多いほど、破産管財人の利益は多くなるわけです。
この回収報酬、回収できた金額が大きいときは、恐ろしいことに数千万円になることもありますが、無いときは全くありません。

ところが、田畠の依頼人の多くは、事業再建を望み、最後まで頑張ろうとする社長さんなわけです。
最後まで頑張る。ということは、自分の持っているお金や資産を出しきってしまうことが多いのです。
そこまでやっても経営をうまく立て直すことができずに、最後は破産申請を出す決断をする人もいます。
そういう人が破産申請を出す頃には、残っている財産なんか殆どありません。

そして、ただ破産申請をしたいだけの人は、田畠のところに依頼に来ることは、ほとんどありません。ただ破産申請をしたい人は、田畠に相談に来る前に、他の弁護士が引き受けてしまいます。

田畠に事業再建の依頼をしに来る人は、田畠に相談に来る前に、他の弁護士さんに相談をしていて、その弁護士から「諦めなさい」とか「無理だよ」と断られ、それでも諦められずに、友人や知人から、「ダメ元のつもりでいってごらん。」と言われて来られた人がほとんどでした。

こういった依頼人を通常の弁護士が断るのは、経営再建という仕事が難しいからというのもあるのでしょうが、本当のところは、仕事の難しさ、大変さに比べて、報酬が少ないことが最大の理由です。
経営を傾けている人が、お金をたくさん持っていることのほうが少ないのですから。

しかし、田畠は、依頼者が貧しくても、この手の仕事を受ける弁護士でした。
頑張っている人には報われて欲しい。という思いが強かったからです。
そんな田畠という弁護士にとって、依頼者の方と一緒に頑張って、なんとか成果を出して事業再建を実現できたときは良いのですが、しかし、力及ばず、依頼者の再建ができない時も当然あり、その結果として依頼者から最後に頼まれる仕事が、この破産申請だったのです。

つまり、田畠の依頼者が破産申請をしたときは、ほとんど資産が残っていないため破産管財人の回収による報酬は少なくなるケースが多いのです。
田畠の依頼人にしてみれば、事業再建のために、お金を使っていただけなんですが、破産管財人にしてみれば、自分の取り分が減るわけですから「どうせこうなるんだったら、とっとと破産しとけよ。」という思いになりますよね。
それを管財人が「財産が散逸」している。と評した。わけです。

つまり、アタリマエのことなのです。
しかし、斉藤会長がマスコミに向けて書いたように表現すれば、田畠はお金をくだらないことに使っていた悪いヤツである。という印象を与えます。
斉藤会長はこの効果を悪用しているのです。

<補足>

破産管財人になるためには、裁判所から任命される必要があるのですが、裁判所にこの人がふさわしいです。と毎回必ず推薦をするのが弁護士会です。
弁護士会の推薦なくしては、管財人にはなれません。
皆さんお気づきですね、そうです。この仕組は弁護士会の利権なんです。
そして、その利権の恩恵を預かる可能性のある弁護士会の中枢にいる弁護士にとっては、貴重な収入源である管財人の仕事です。
この報酬を減らすような仕事の仕方をする田畠弁護士は、凄く排除してしまいたい対象だったのです。

国民の権利を守るために存在する弁護士会ですが、このようにはっきりと利益を示され、長い間、特権の恩恵を受け続けると、腐ってしまうのでしょう。
破産管財人は何より公正さ厳格さが必要なのですが、このように、かなりにごりやすいシステムになっています。

そもそも、斉藤会長は破産管財人から報告を受ける立場の人間ではありません。
破産管財人の任命者は裁判所であり、その報告の対象は裁判所と、裁判所が許した相手だけです。
破産管財人は、個人や会社の資産というプライバシー性の非常に高い情報を取り扱うのですから、その財産の状況などについて漏洩をしている時点で、職務規定違反なはずです。
管財人になるためには、弁護士会からの推挙がないとなれないとは言え、弁護士会の利権に絡む人たちの腐敗ぶりは、このことからも十分伺えます。

さて、嘘の解説を続けますね。
次は、③田畠に詳しい調査を迫ったが、病気を理由に逃げ、証拠隠しをした。と書かれていることについてです。

これをお読みになった方は、なんだぁ。都合が悪くなったら、仮病かぁ。その上、証拠隠しとは汚いやつだ。という印象を持たれると思います。
正直、これを読んだ田畠も田畠の友人も、田畠という男はなんてずるいやつなんだ。と思いました。マスコミの方々もそうだったのではないかと思います。

ですが、事実は違います。
確かに、田畠は斉藤会長に病気療養のため、面談日程の変更を申し出たことがあります。
しかしこれについて、「病気なら仕方がない、私(斉藤会長)の都合の良い日で再調整するから、連絡を待つように。」と言ったのは斉藤会長です。
その上、その後の日程の連絡などなく、そのままにしたのも斎藤会長です。
そのままにしておきながら、強引に会内で田畠に罪を着せるための手続きだけを進めたのです。

確かに斉藤会長から、弁護士法人北斗の口座から引き出したお金の使い道について、田畠に質問の電話をかけてきたことがありますが、これに対して、田畠は以前と同じように、会社の運転資金と、会社の設立時に調達した資金の返済に充てています。と、守秘義務を守らないといけない範囲でちゃんと答えています。
そして、この田畠の回答に対して、斉藤会長から更に細かな情報を請求されたのも事実です。
しかし、これ以上の情報となると、私達のスタッフの給料や、依頼人のためにどんなことをしているのか。といった、経営者としても、依頼者に対しても、守秘義務のある情報の公開をすることになります。
ですから、田畠は、斉藤会長に
「一体何の嫌疑によって調査を受けているのかを明らかにして、正式に調査請求をしてください。
このような、よくわからない請求に応えると、私はわたしの依頼者やスタッフを裏切ることになります。」
と、伝えたのです。

そうです、正規の手続きを踏んでもらえばよかっただけなのです。
田畠としてみれば、よくわからない調査をゴリ押しされつづけていたので、この発言は当然なのですが、
このときの斉藤会長は、明らかにブチ切れていました。
電話を切るときの捨て台詞は、「分かった、それでいいんだな。」でした。

そして、ある意味その通りに、田畠は斉藤会長から嫌疑を掛けられます。
弁護士の横領なんて社会的にもとんでもない大事件です。
しかし、これ以降、福岡県弁護士会のどの調査機関も、田畠のところにも北斗にも正規であれ不正規であれ調査に来たことはありません。
ようやく斉藤会長がお望みの詳細な調査ができるようになったのにです。

ちなみに、冤罪を掛けられた後、田畠の方から福岡県弁護士会の各調査機関や日弁連にまで、きちんと調査をして欲しいと頼んだこともあったのですが、完全に無視されました。

また、斉藤会長の言葉を真に受けたマスコミにも調査に来て欲しい。特にNHKさんには正式にオファーしたのですが、これも無視されました。

取り上げてくれたのは、警察だけでした。(詳細はコチラ

まぁ、正式に調査をしてしまったら、実は横領などなにもなかった。ということが正式に判明してしまうからなのでしょうが、ひどい話です。

次の嘘は、
④まず会で田畠を罰することを決定し、常議員会を2回開いてその決議も得ている。と書いていることについてです。
これを読まれた方は、あぁ、斉藤会長だけでなく、他の組織も認証したんだ。だったら、田畠が横領していたことは間違いないな。と思われたと思います。

確かに常議員会で「田畠を横領犯として良い。」と多数決で決まったのは間違いありません。(え? 犯罪の有無を検証するのに、多数決でそれを決めたの?!それって、司法制度の否定。現行法の崩壊では?と思われた方。鋭いですね。)
ですが、これがなんとも凄まじい話なのですが、ここも欺瞞と不正だらけなんです。
順を追ってご説明します。

まず、斉藤会長はマスコミ向けの説明書に「会」と書いています。
これは、執行部のことで、すごく簡単に言うと斉藤会長とその取り巻きである、副会長や事務局長など役付きになっている5人ほどの人たちのことです。
「会」と言っていますが、福岡県弁護士会全体のことでも何でもありません。

次に、常議員会についてですが、この員会は、執行部がなにか大きなことをしようとする時に、本当に、それでいいのか審議するための機関です。
今回で言うなら「田畠の横領は本当か?」を審議したわけです。

本来の目的のために機能しているのならとても素晴らしいのですが、まぁ、その実態は、いつか執行部に入って、弁護士会という便利な権力を使いたいなぁ。と考えている弁護士が、執行部入りするためのキャリアを積む場になっています。
もちろん、それが全てではないのでしょうが、実際、この件で開かれた常議員会の委員は、斉藤会長の次年度の弁護士会会長になっています。

何れにせよ、この常議員会がOKを出さなければ、如何に斉藤会長とは言え「田畠が横領犯である。」とマスコミ発表できない規則になっているのです。
ですから、田畠を陥れ社会的に抹殺したい斉藤会長は、この常議員会をなんとかする必要がありました。
その為、斉藤会長の思惑のもと会長要請により1回目の常議員会が開かれます。

ちなみに、当たり前ですが、この常議員会は公正に審議されなければなりませんので、当事者の出席も認められています。
ですから1回目の審議には田畠も出席しています。
(実は、この時初めて田畠は、弁護士会により自分が横領犯に仕立て上げられようとしていることを知りました。)

そして、この1回目の常議員会で、斉藤会長はマスコミの皆さんに発表したような内容を更に過激に言い立てました。
しかし、常議員会の方は全員弁護士でもありますので、証拠もないのに簡単にハイそうですね。とは言いません。
なにより、当事者として出席してた田畠が、
「預り金の話である以上、私の依頼者に確認を取る以外、会社に入金されたお金が報酬であったのか、預り金であったのか、はっきりさせる方法はありません。
このまま、こんな無茶な言いがかりを検証しても意味がありません。常議員会の方が、私の依頼者に事業聴取されたらいかがですか?」
と、ごく当たり前で、それ以外、確かめる方法のないことを述べたので、1回目の常議員会の判断は、
「では、田畠弁護士の依頼者から事情聴取をしてからもう一度審議することにしましょう。」
になりました。
まぁ、なぜか、「ただし、調査するのは常議員会ではなく執行部の方がするように。」が付きましたが。。。。

本来、公正さを担保するためには、常議員会が調査をしなければならないはずです。常議員会は明らかに責任逃れ、もしくは、斉藤会長に加担をしています。
しかし、常議員会における決定権は常議員会にしかありません。

しかたなく、田畠は常議員会ではなく、執行部の長である斉藤会長に斉藤会長が指定した田畠の依頼人6名の連絡先を伝えることになります。
こうして、1回目の常議員会は終わり、斉藤会長による依頼者への事情聴取が行われることになりました。

そして、それから1週間後の2016年8月23日。
2回目の常議員会が開かれます。

ところが、恐ろしいことに2回目の常議員会には当事者である田畠の出席は許されませんでした。
原則として当事者は常議員会に出席する権利があるのですが、1回目にでたから、もう出さない。と、常議員会の議長からではなく、なぜか斉藤会長から言い張られ、田畠は会場に入れてもらえないことになりました。
そして、会場の中で何が話し合われたのかはわかりませんが、2回目の常議員会がおわります。

この時、田畠は自宅で、どのような審議になるのか、待っていたのですが、そこに斉藤会長自らが電話をかけてきて、多数決で君に不正があったと決まった。と、言い放ちます。
そして、このあとすぐにマスコミに対して君が行った不正の謝罪会見をしないといけないから、失礼する。と、電話を切りました。

そうです。おかしなことだらけです。
まず、第一に、
常議員会が終わって一時間ほどで、マスコミを集めての記者会見が行われる。ということがおかしいです。
多くのマスコミを集めるには、こんな短時間では無理なので、事前にマスコミには連絡が行っていたということになります。
ということは、2回目の常議員会は審議などは実質行われておらず。
今回は、はじめから田畠に横領があったと判定が出ることは決まっていた。ということになります。
(後日マスコミの方からお聞きしたところ、実際に、マスコミには1週間前に弁護士会からこの記者会見開催の連絡を受けていたそうです。)

第二に、
不正や犯罪の有無に関する審議を行うときは、事実とそれを裏付ける証拠の検証によってのみ行われるものです。これは大原則です。
ところが、この2回目の常議員会では、この大原則をまげて、多数決で決めています。
たしかに多数決なら、斉藤会長が負けることはないでしょう。なにせ、常議員会とはいえ、そこは斉藤会長の権力圏内なのですから。

実際に、後の警察の捜査でも判明したことですが斉藤会長は6名の事情聴取対象者に対して、2人にしか連絡をとっていませんでした。
しかも、確認のための連絡をとった2名からも、田畠に預り金など渡していなかった。と、自分の主張を完全に否定されていたのです。

第三に、
当事者である田畠が審議の場に出て、発言することを認めなかったこと。です。
そもそも、常議員会でこのような審議を行うにあたり、当事者の出席は必要要件です。ところが、2回目の常議員会は、当事者である田畠が出席を望んでいるのに、これを退けています。
このように必要要件を満たさずに、出された審議結果など無効なはずです。
まぁ、たしかに、当事者の目の前で不正を行うのは気がひけるのでしょうけど、本当に、無茶苦茶です。

<補足>

ちなみに、弁護士会の会長職は、取り扱う権力が公的なものでもあるので法的に公務員とみなされます。
公務員には犯罪を見つけたら警察や検察に告発しなければならない法的義務(刑事訴訟法239条2項)があり、これを破ると懲戒に問われます。
つまり斉藤会長の言う通り、田畠が横領犯であるなら、斉藤会長は、すぐに警察に行かなければなりません。
自分の権力圏内である弁護士会内で審議ごっこなどやっている場合ではないのです。
この一事だけでも、斉藤会長がおこなった「田畠は横領犯です」というマスコミ発表は、何の法的正当性もないものであるのは明らかです。
斉藤会長が行ったのは、ただの私刑で、福岡県弁護士会の常議員会が行ったのは無責任で質(たち)の悪いイジメです。

④についての嘘の説明は以上です。
みなさんが読まれても凄まじかったでしょう。
この当時、当事者の田畠は呆然としていました。

さて、斉藤会長がマスコミに付いた嘘についての解説は、これで最後になります。
⑤田畠は報酬しか受け取っていない。預り金ではない。と言っているが、報酬として受け取ったという契約書がないし、元帳を見る限り信じられない。
と、斉藤会長が記載していることについてです。

確かに、田畠と依頼者の間に、委任状はありましたが、受発注に関する契約書はありませんでした。
そして、田畠(弁護士法人北斗)に対して依頼者から入金されたお金についても、現金ではなく、銀行振込で受け取りましたので領収書などが存在していませんので、元帳を見た人が疑わしく思ってしまえば、どこまでも疑わしいでしょう。
しかし、上記でも書きましたが、田畠(弁護士法人北斗)と依頼者の間に「預り金」があったかどうかは、当事者である田畠と依頼者にしか証明できないことです。
これを第三者が勝手に決めつけることはできません。これは、憲法で保障された国民の権利ですし、民法でも規定されています。

つまり、預り金があったかどうかを確認するためには、田畠の依頼者に確認して、預り金として預けたのか、報酬として支払ったのか、確認するしかないのです。

大体において、斎藤会長の主張するとおり、田畠は横領犯!が真実なら、田畠の依頼者は横領された被害者です。
当然、本当に被害者なら、犯罪者である田畠を取り締まる斉藤会長に絶対協力してくれるはずです。
つまり、斉藤会長が言っていることが本当なら、必然的に、斉藤会長は「田畠は報酬だと言っているが、被害者が預り金だと証言している」と、田畠の発言を否定しないといけないのです。

ところが、実際は斉藤会長がありもしないことを言っているだけなので、これができず「報酬として受け取ったという証拠がない」と言っているのです。
これは、関係ないことをさも関係があるように思わせて人を誤解させるため斉藤会長がマスコミにかけた言葉のレトリックです。

以上が、斉藤会長がついている嘘の説明です。

<田畠の私信>

実は、この斉藤会長のマスコミ説明書。よく読んで、少し考えてくれれば、法律のことなど知らなくても、おかしいなぁ。と気がつくことができるとおもいます。
でも、弁護士会という権威が、人々から「少し考える。」という行為を奪って、盲目的に信じさせているのです。
悲しくも、恐ろしい話です。

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